不労所得で暮らす30独身女のゆるライフ

地方在住30歳独身女の日常。

開腹手術後3日目、4日目のこと

 

 

手術後3日目(21日)

朝になってやっと痛み止めが効いてきたので、少し寝る。

あまりにも昨夜痛がった為、内診してもらう。異常なし。

痛みはほぼ落ち着いたが、歩行練習の時に貧血で倒れる。一瞬意識を失う。(初めて意識を失った!)看護師さんと練習してたから、支えてもらってて打ち所が悪いなど無し。ここでも内診してもらう。異常なし。

この日はもうずっと寝てた。食欲は有り。

 

 手術後4日目(22日)

朝、採血。まさかのヘモグロビン値4.4という数値をたたき出す。

(手術前日7→手術後6.6→4.4という経緯)

CTを取ると、筋膜と筋肉の間で出血が起こっていることが発覚。止血のために再手術決定。しかも1時間後とか。あれよあれよと話が進んでいく。心の準備が全く出来ない。

 

今までで一番調子がいいので、何故!?また手術!?全身麻酔!?硬膜外麻酔!?と悲しみと不安で号泣。

手術の説明に来た執刀医の先生に思いの丈を伝える。

この先生がすごく良い先生で(イケメンでした)、「大丈夫。一個目の手術よりも簡単な手術で、すぐ終わるよ」と言ってくれ、またあまりにも私が怖がるので、硬膜外麻酔も直前で無しにしてくれた。

 

2回目の手術前も号泣。歯を食いしばるけど流れてくる涙。

BGMがオルゴール調のaikoの「kisshug」でちょっと安心。(aikoは私の青春バイブル)

今回の全身麻酔は、すーっと眠りに落ちる感じで、(あ、今回弱い麻酔なのかな・・・)と思いながら眠りにつく。 

 

 

 目を覚ます。あーまたこの動けない感じとか、鈍い感じか。と半ば諦めの気持ち。

「何で2回も手術にならなあかんの」という呆然とした、やりきれない気持ちが強かったです。

しかし、回復は早く、数時間したら時間を気にしたり、携帯を見られるくらい余裕が出てきました。マスクもすぐ外してもらえたし。体の負担が少なく「簡単な手術」という言葉を実感。

 

で、また痛みがやってくる。

この時、色んなことを考えました。

今日まで、激痛があったり、そのことについて先生も看護師さんも何も説明してくれなかったり、そういえば1回目の手術のことも詳しく説明されてない、とか納得いかないことがいっぱいあって。

 

そういうこと全部、自分で聞いていかなあかん。

自分で考えて、疑問があることは聞く。

自分から動かな、誰も何もしてくれへんのや。

 

と同時に

 

もっと自分の気持ちのまま動いていかなあかん

遠慮とか過度な謙遜とかしてても、自分の為にはならない

 

と思うようになる。

(何故か自分の生き方を反省。今まで、人の目を気にしすぎて、必要以上にビクビクしていた所があった。もっと自分の意見を言ったり、嫌なことを言われた時に言い返していいんだ、と悟(?)る。

人生は一度きりで、自分が生きたいように生きる権利があるんだ

↑手術、再手術となかなか無い経験をしたことによって、この考えにたどり着いたのかも。

 

そして夜、執刀医の先生が来てくれて、色々説明してくれたり、質問にいっぱい答えてくれた。

正直、1回目の手術で出血が多かったり、出血が多いのに歩かされて貧血になったり、前日内診2回もしたのにこの出血は分からなかったのか、とか、不信感がかなりあった手術でしたが、その辺の感情も理解してくれた上で説明してくれたので、不信感は払拭されました。

 

自分の中のモヤモヤが解消された為か、この日は術後にも関わらずグッスリ寝れました。